生物多様性コロキウム 

「マウスが進化の過程で獲得した天然の遺伝子治療薬 4.5SH RNA」

日時

2023年12月25日(月)16:00〜

開催場所

理学研究科2号館 第1講義室

演者

中川 真一 教授(北海道大学薬学研究院)

タイトル

マウスが進化の過程で獲得した天然の遺伝子治療薬 4.5SH RNA

モデル動物のゲノム配列はとうの昔に決定され、マルチオミクス解析が当たり前のように行われるようになった今日この頃。生き物が持つ分子パーツの記載は終わった、今後はそのシステムを理解し、操作する時代だ、と思っている人は多いのではないでしょうか。たしかにそれは一面では正しいですが、我々がまだその機能を知らない遺伝子も実はまだたくさん残されているということも忘れてはなりません。本セミナーでは、マウスが進化の過程で獲得した、あたかも遺伝子治療薬のように働く種特異的なノンコーディングRNA、4.5SH RNAの驚くべき機能を紹介し、生物が持つポテンシャルとその応用について考えてみたいと思います。

 

奮ってご参加下さい。他専攻からも来聴歓迎です。

主催

理学研究科 生物科学専攻 生物多様性コロキウム
理学研究科 MACS教育プログラム

 

高橋淑子(世話人)
京都大学大学院理学研究科
生物科学専攻動物学教室
Tel & Fax) 075-753-4102
yotayota@develop.zool.kyoto-u.ac.jp